◎生

生の欲望に
駆り立てられて
生の泪を書きましょう

一時の高揚が
私を走らせ
私は筆を止める
術を知らず

己の力量を分からず
馬鹿げた思考を
己の外に
投げ出した

理性を超えて 私の中から
闇を飛んで 全ての中から
まるで神の言葉の様に
言霊を 戯言を

しかし私の酔狂に

私は運命的生活を
詩に託し
生の喜びを楽しむ

それは
涙の奥に輝く
命の熱さに
比例して

何も不思議な事はない



※読み
生  =なま

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