中途半端な
梅雨の夜
時の刻む音を聞き
君への思いを
確信するため
凍て付く夜風を
心に纏い
君への想いの熱で
体を暖めてみる
たった一言も言えない
自分に
疑心暗鬼の
殺し文句を浴びせる
自分なりに考えた
答えが
臆病になる事だと気付いた時
涙の酒をかっくらう
自分がいた
哀れな醜態を晒す
自分を
涙の酒は
程よく
酔わし
眠りへと
導く
君への想いを
胸に
纏いながら
いつか
たった一言が
言える
自分を
信じて……