昔を憂うだけじゃ やるせない 恋心さえなければ 悲しい思いしなくてすんだのになんて 言ってもしかたないし 始まらない 蚊の泣くように か細く耳ざわりに 愚痴にしても 堂々巡り 言葉に想い託しても 泪に想い託しても 所詮 煙に撒かれて 振り出し そんな恋心 どこかでなくしたい そして いつのまにか それすら忘れたい
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