心に蒼い雨
泪に蒼い桜吹雪
貴女が広い舞踏館なら
私は狂剣乱舞を踊りましょう
夜半の雨は
しとしとしとしと絶え間無く
悲しい韻律
奏でます
蒼い爪で
貴女の心 切り裂けるのなら
私は喜んで
その指 切り刻みましょう
真夏の夜の暑さは
共犯者
私独りじゃ動けません
硝子細工の蒼い仮面を着けて
貴女のもとに走り込む
弱い心は
狂犬の如く檻を破り
貴女はきっと
怯えるでしょう
私の哀しみはいつも……
(心に蒼い雨)
(泪に蒼い桜吹雪)