外は雨 遠くの未来が霞む程 私の心は雨に洗われて きっと貴女を待っている 雨の吐息が聞こえる 風が戦ぐ白い部屋の片隅で 貴女の肩にも 降るだろうその雨に 切なく小さい私の願いを託しながら 外の景色に心は 現を抜かしている 鳥の声は響き 雨の吐息はさらに強く その出来事達だけが 世界中の雨と語り合っている 雨は落ちるから泪を流し 私は適わぬ夢を持つから 涙を流す 外は雨 しとしとと永遠の私の巡恋歌を 奏でている
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