◎片恋

夢 零れて
幾星霜

問わず語りの内の内
切ない片恋
古祭の中での
炎と結び
流星がきらめく
淡白な瞳が
零れては消え
消えては零れる
嗚呼 諳んじる花に
言葉を託す

泪もなければ
笑顔もない

ゆめゆめ疑うことなかれ
昂る心 夜の中で
己の哀しみ
背負うこと

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