腐った大統領の腐った反目。
笑い合ったのは暗い部屋の隅で。
快感さえ人間を支配できなくて。
俯くな俯くな俯くな。
凍え始めた味気ない愛を棄てて
緑色に輝く月に敬礼。
貴女が猫だった真実は忘れてあげるからどうか安らかに涕いて。
食い千切られた鯱の尾に銀の胡椒を振り掛けて
どうか人間の尊厳を謳いながら
全てを投げやりに蹴り倒して。
嗚呼 失った右腕と大腸菌を風見鶏に探させながら
ある吹雪の解放される山々に晩酌。
狂っている。
狂っていない。
狂っている。
狂っているのか。
笑ったのだ白い山が噴火する直前。
紫色の豆腐が震えて醤油が蒸発。
何も知らないくせに救世を掲げるならどうか明日の隅に追い遣って。
怒っている。
全ての金塊に怒っている。
汚い金剛石を舐め回しての自作自演。
新鮮な援助交際に黒い人参を添えて叫べ。
生き方とは言わない。
唯の酔狂の意識改革的遊戯。
目を晒さず最後まで見れるか?
意味を捉えず感覚で見れるか?
やはり蟹は何時まで経っても米が好きで
やはり人間はは何時まで経っても肉欲の固まりで
私は私が欲する所の別世界の狂気を胸の内側に孕みながら自殺を謳い魂を磨く。
本当は嫌なのだろう?世界がこんな賽の目切りなのが。
歪んで見えないのだろう?貴女の頭には虹色鼠が踊るから。
涕いている。
涕いているのか。
涕くしかない。
それしかないのかなんて台詞で酔う前に胃薬持参で雷と契りを交せ。
言葉の狂気と言葉の神と言葉の悪魔と言葉の楽園に
振り回されながら答えを求めながら何かを知りながら
やはりただの狂宴でしか見られないのなら
どんなに笑っていても怒っていても涕いていても
文字の羅列 記号の羅列 修羅の羅刹
最後は句点でしか表せられないこの悔しさ。
言い切るのなら右目を頂戴。
逃げたいなら感覚を磨いて頂戴。
最終的には句点に助けられ…。