◎街

静かな街に着いたのは
貴女を愛した夕暮れ時でした

貴女は何故
そんな遠い目で空を
空を見ているの?
私が受け入れられたのは
そんな夕暮れ時でもありました

ここに骨を埋めよう
疲れ果てた 私の骨を
それが貴女を愛している
唯一の証明
(例え貴女の目に映らなくても)

空が何故 高いかを
虹が何故 綺麗かを
愛が何故 尊いかを
私の全てを使って説いてあげよう
(例え貴女が振り向かなくても)

静かな街に着いたのは
貴女を愛せた夕暮れ時でした

この詩に感想を書く          一つ上に戻る