夜 命は咲くから 流星が狂気のうちに 小宇宙の広がりを 炯々と感じ 女が海になる時(輪廻の法則により) 光が空気と涕く時(原子の法則により) 春と静かに 命は燃える もしも汝を救う時に 哀れ 人である運命の生徒な汝を救う時に 浄化の内に秘めたる幽妙な核を 命は素に変える その時 人は儚い命の悲しみを知る ただ ひたすらに 悪戯に 夜 命は咲くから 果てしなく透明に ふるえながらに
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