◎心の雨が止んだら

貴女の声を枕にしながら
そっと貴女の頬に触れてみる

伝わる温かさと柔らかさ

昨日はあんなに涕いていて
何もしてあげられなかったけど
固く固く手を握って
鳴咽混じりの震える心に
そっと 交わす
寄り添う心の言葉達

今はまだ貴女を潤す言葉と
その方法がまだまだ不完全で
貴女を苛立たせる事なんてしばしばで
心から悪いなと呟きつつ

今は手を固く握る事で呟いている
ここにいるよと 独りじゃないよと

貴女の綺麗な笑顔が続くなら
道化師にでも 悪者にでもなろう
そう決めたから 
貴女らしく 貴女らしく 気負いする事なく
見せて 輝く秘密で優しい愛を

貴女の声を枕にしながら
そっと貴女の頬に触れてみる

伝わる温かさと柔らかさ

ねえ 綺麗な夕日を今 見に行こうか

この詩に感想を書く          一つ上に戻る