君が投げかけた優しい眼差しに
素直になれなくて 何時も
強がりの冗談を嘘吹きながら
前を歩いた
太陽は沈みながら僕らに影を与え
君はその影を見つめながら歩みを止め
僕の手を強く握り 呟いたね
この影が夜になったら消えて
私も消えてしまうの と
静かに震えながら
僕は意味も解らずただ手を強く引き
君を抱き寄せた
消えるなら一緒に
怖いならずっとそばにいる
そう 囁きながら
不安定な未来だからこそ
何も信じられない今だからこそ
でもそれは太陽と夜の
ちょっとした悪戯なのに
まるで現実に起こりうる事の様で
それを恐れた僕は
さらに君を強く抱きしめた
これは些細な夕方の
些細な戯れ言で
でも守りたい戯れ言で…