満ち始める昨日の調べ 流れ始める朝焼けの喜び 嗚呼 ただ光を 光を待ちわびた 貴女は感じる 安住の地と言う優しさよりも そこに埋まっていく優しい 生命に 何もかも知ろうとする心を悦び 何もかも知ろうとする眼の輝き ただ溢れていく重力と心の引力に 白い潮風に導かれて ゆったりゆったりと 歩いてゆく 高まってゆく 光がどんどん溢れて行き 貴女は白々と明け始める天体に するりと 包まれて ゆらゆらと ゆらゆらと
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