貴女の愛が夜を越えて
私の中で華になる時
夜空に踊る星々が少し静かになり
河で眠る赤蜻蛉
少しだけ欠伸をする
綺麗綺麗と何遍も囁きながら
貴女が手に入れたがった流星を
小さな硝子箱に閉じ込めて
ついでに 酔っ払った三日月も閉じ込めて
貴女の枕元に置き
おやすみの口付けを
貴女の心音と共に
脈打つ大地の調べ
私はそれを聞きながら
心の渇きを潤そう
星々と語り会う時は何も
恋愛話だけではないはずなのに
どうしてだろう
少しでも貴女から離れると
切なくて苦しくて
星々に貴女の事ばかり
語り始めてしまうね
不思議と心地よいので
なかなか話題が替わらないよ
今夜も貴女を胸に描こう
月がいない空を眺めながら
星々と戯れながら