ゆるゆる 時間は過ぎまして
やりたい事は まず置いといて
かといって 昼寝をする事もなく
酒に 溺れる訳じゃなく
(しかし傍らには葡萄酒の瓶が転がって)
煙草を燻らし 落ちて行く灰にさよならを言いながら
冬の日差しと戯れて
鳥の鳴き声に 音頭を取りがなら
揺れる洗濯物に愛想笑いして
本も読んでいるんだかいないんだか
気づけば西日が五月蝿く住居不法侵入
鴉の鳴き声 悲しく胸打ち
ゆるゆる 時間は過ぎまして
あまりにも何も無い休日に少し空しくなって
何をしようかと悩んだら
貴女の顔が浮かんだので
電話をしてみました
こんな理由で電話したら駄目かな
声が聞きたいから電話したなんて恥ずかしくて
言えそうにないのだもの
何か理由をつけないと
貴女に電話すらできない 恥ずかしがり屋な僕なので