寝ている貴女の額に肉を書きたい
本を読んでいる貴女の脇の下をくすぐりたい
入浴している間に貴女の着替えを隠したい
涕いている貴女に名も無い華を渡したい
振り向く瞬間に貴女の前から隠れてみたい
映画が始まる前に貴女に映画の結末を話したい
最後まで残しておいた貴女の大好きなおかずを食べたい
寂しくて不安になりすぎて震えている貴女を抱きしめていたい
わざと知らない女性にみとれて貴女につねられたい
後ろから冷たい手で貴女の首筋に触りたい
料理中に味見して貴女に怒られたい
静かにずっと二人で夜空を見たい
したいことが沢山あるんだよ
伝えたい気持ちも沢山あるんだよ
だから 笑って
許してやって
いたずらが大好きで
貴女の気持ちに鈍感で
どうしようもない子供な僕だけど
ずっと 貴女に寄り添って
優しい夢を見せてあげたいから