私に水を与えてください
それだけで
私は貴女を癒す華を咲かすから
私に夜を与えてください
そうすれば
私は貴女を照らす月に変わるから
唯 ひたすらに
貴女の笑顔を心から願い
悪戯に
貴女の心を乱す事のない
安住の地になりたい
唐突に空しさや
不安が沸き起こる 貴女の夜に
そんな時に
手を差し伸べられる
そんな私で ずっとありたい
そんな距離で ずっと包みたい
願い事は果てしなく 尽きる事は無く
深い深い闇の中
何もかも失った 私には
それが一筋の光となる
貴女への道しるべとなる
理想の愛し方を唱えている訳じゃない
私ができる事を ただ
かけがえのない 貴女に
静かに静かに伝えたいだけ
私に水を与えてください
それだけで
私は貴女を癒す華を咲かすから
(そよ風に優しい匂いをふくませて)
私に夜を与えてください
そうすれば
私は貴女を照らす月に変わるから
(ほのかに暖かい光が貴女の心の痛みをぬぐうような)