自然が創り出した大いなる遺産
それは女である
かくも美しく
無限に広がる あの愛情の中で
溺れながら素直に感じる
命の連鎖
輝くのは
瞳や髪だけではなく
その全て
風景がただの引き立て役になる
そのとき 男は
子供に環えり
無我夢中に
女の柔肌に心を預ける
柔らかき肌
かぐわしい石鹸の香り
細胞の一つ一つが丸みを帯びて
唯一無二の極楽浄土
しかし女の体だけが素晴らしいのではない
細胞の核に刻み込まれた
止めど無く溢れるその愛情に
触れてみよ
その素晴らしい 愛情を
海よりも深いと例えてもなお
余りある宇宙の広がりを
飄々と感じ
女の裸体を見よ
服の下の薄皮一枚に見とれるな
その内側で燃え続ける
愛情で構成された
真実の 深い裸体を 見よ
我ら男には到底理解できぬ
未来がそこに眠る
自然が創り出した大いなる遺産
それが女である