お願いだから
貴女の中に凄んでいる闇を私に
少しだけでも背負わせて
独りで抱えて
独りで涕いて
平気な顔して笑顔を作る
貴女はそんな強い人だから
私はなかなか貴女の舞台に立つ事ができない
私と言う人間は
貴女の真ん中を擦り抜けて
確かに強くなる
信じなくてもいい
これが確実な
私の生き方
汚い物でも
抜け出せない迷宮でもいい
少しだけ私に
貴女の辛さを分け与えて
多くは望まないから
多くは求めないから
私の前で一人明るく踊らないで
私と静かに踊ろう
誰も見ない舞台だとしても