君の声で目覚める 朝
眠い目をこすりながら笑う 朝
君の作る 目玉焼き
優しく香る お味噌汁
何気ない会話に君の優しさを見つける 朝
細々と光る貴女の指輪を愛撫する 朝
何気ない 接吻を
美しく彩る 朝日と共に
貴女がきっと微笑むから
明日と言う日をきちんと受け止め
前を向いて一緒に歩いてくれるから
何も不安を感じず
祈りも願いも 今は静か
貴女の小さな胸に
そっと手を置く
今日なんだね
君が手を触れた日は
今日なんだね
君と唇を重ねた日は
何もかもが夢のようで
ただの恋物語にしては現実的で
絵本の様な優しい挿し絵みたいな綺麗な日々ではないけど
それでも
美しいと君の顔を見ては
頬が熱く燃える優しい日々を送りたい
今日と言う日を忘れな草の上に置いて行かないで
今日なんだね
今日なんだね
君と世界が優しく溶け合った日は
今なんだね
今なんだね
心が通じる気持ちよさを
お互いの心の音で
掻き鳴らしているのは
君が作った
目玉焼きもお味噌汁も
君が身に付けている
指輪も
全てが君との生活の中で輝いて
君の甘声で眠りにつく 夜
眠い目をこすりながら囁く 夜
君の語る 明日の予定
優しく香る お風呂上がりの髪の匂い
何気ない会話に君の強さを見つける 夜
細々と光る貴女の指輪を愛撫する 夜
想いの強い 接吻を
美しく彩る 明日と君へ
全てが君と輝いて