優しい詩はいらない
綺麗な詩はいらない
ただ静かで強く魂が躍動する
貴女の愛の詩が欲しい
純白と迄は言えないが
白濁と迄は言わないが
それでも 広告の裏に書き記した嘘のない
私は貴女へ愛の詩を
創り続けて来たつもり
(私の詩は広告の裏に表す位が丁度良い
私の詩は表に立って
貴女を着飾る洋服にも または
宝飾品にもなれないから)
でも貴女から渡される
荒々しくも繊細な
そして芸術品のようでいて粗大塵のような
もっとも人間らしい愛の詩の前では
私の詩は なんて安っぽい
なんて安っぽい
だから
もっともっと聞かせて欲しい
貴女の嘘偽りの無い 愛の詩を
貴女の素直な涙交じりの 愛の詩を
(そして一緒に素敵な夢を 素敵な詩を 素敵な愛を…
そして一緒に汚い夢を 汚い詩を 汚い愛を…
いいえ汚いのではないですね
もっとも人間味溢れる夢と詩と愛を混ぜているだけ)
優しい詩はいらない
綺麗な詩はいらない
ただ静かで強く魂が躍動する
貴女の愛の詩が欲しい
愛を忘れかけている私に
貴女の愛の詩が欲しい