◎恋と愛の色

死にたいね
死にたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
生きたいね
生きたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
笑いたいね
笑いたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
涕きたいね
涕きたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)

秋刀魚に焚き火に紅葉に
春の次に美しい色を届けるこの秋に
私の恋や愛の色は何色なのかと尋ねれば
返ってきた答えは
胸のうち

踊りたいね
踊りたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
眠りたいね
眠りたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
呆けたいね
呆けたいね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)
素敵だね
素敵だね
どこか寂しい秋なのに(貴女だから)
切ないね
切ないね
どこか寂しい秋なので(貴女となら)

この詩に感想を書く          一つ上に戻る