嗚呼 貴女の美が私に詩を書かせ
嗚呼 貴女の嘘がまた私に詩を書かせ
止めど無く溢れる言葉の流星を
掴んでは切り貼りして貴女に渡すも
気に食わないと貴女は平気で破り捨て
甲斐甲斐しくも貴女に貶される
私の情けない所業が悲鳴を上げる時
(貴女の満足気な冷たい笑顔)
私は何時の間にか平伏して
狂う事も許されず
抗う事も許されず
ただ貴女の美に私は囚われ
毎日毎日無駄に言葉を紡ぎ出す
なんて卑猥で妖しい貴女
なんて淫靡で狂おしい貴女
私の心は何時までも
貴女の中から叫ぶしかできなくて
なんとも滑稽でむずがゆく
日雇い労働者の体で
激しく奉仕する
どうか 廃棄されない様にと
今日も願いながら 暖かい泪の行方を見つけては
溜め息交じりの愛を囁く
貴女は狂気
私は気違い
それだけの関係
螺旋的歪曲の戯言