貴女はいつだって
僕を驚かす
そんなに顔を近付けないで
喜びと戸惑いで
震える僕が
貴女に見つかってしまうから
そんなに目を見詰めないで
紅く染まる頬と
宙を彷迷うこの視線の
戸惑う僕が
貴女に伝わってしまうから
そんなに頭を撫でないで
熱くなっていく体温と
歓喜に身悶える
か弱い僕が
貴女に知られてしまうから
貴女はいつだって
僕の気持ちなんて解らずに
貴女はいつだって
僕に隙を見せないで
貴女はいつだって
僕の隙に優しく入ってきて
知らぬ間に驚かす
子悪魔の微笑みを
投げ掛けながら