◎炭酸飲料

炭酸の泡に乗せた
僕の気持ち
貴女に届く前に
弾けて消えて

予定が消えた
日曜 静かな午後
貴女を想って
静かに目を瞑る

笑顔ばかりの貴女に
胸を撫で下ろす
(小さな小さなそれが片思いの幸せ)
笑顔ばかりの自分に
心踊る
(楽しい楽しいそれが片思いの幸せ)

貴女を思い浮かべてたら
何時の間にか
優しい眠りがやってきた
予定が消えた
日曜 まどろむ午後

想い廻るこの胸の痛みの中に
貴女の幸せな笑顔が一つあるならば
それだけで単純な僕は
あっという間に痛みなんか
忘れられるんだ
でも 貴女に伝わらないこの想い
やっぱり少し切なくて
明日もきっと貴女の幸せ願ってる

炭酸の泡に乗せた
僕の気持ち
貴女に届く前に
弾けて消えて
どこかに
飛んでった

喉の痛みが
そう教えてくれた

この詩に感想を書く          一つ上に戻る