甘い甘い
夜を越えて
甘い甘い
視線を越えて
甘い甘い
貴女を見詰めて
甘い甘い
夜空で遊んで
甘い甘い
月に接吻して
甘い甘い
眠れない夜には
甘い甘い
寝物語を
貴女が歩んできた
優しい寝物語と
私が歩んできた
幼い寝物語を紡いで紡いで
甘い甘い
誰も知らない
新たな物語にしてみよう
ほら
どんなに甘くても
ほら
どこか少し苦くて
においだって若くて
見てとれる愛情が
詰め込んだ箱の中で
ようやく
うまれる
潤んだ瞳
むすんだ唇
そらした視線
のびた睫毛
瞳の中に未来を夢見る
を