目が覚めた明け方
貴女の心音を枕に
そっと頬に触れてみる
貴女は少し顔を揺らして
優しい寝息(無防備な貴女)
優しい寝顔(無垢過ぎる貴女)
指に伝わる命の熱さが
心に伝える愛しさが
そっと囁く
微かに囁く
涅槃の曲と深愛の御伽噺を
私は思う
目の前にいる貴女を
抱きしめながら
溶け出した朝風に身を隠し
貴女を静かに包みたいと
目が覚めた明け方
貴女の命に
そっと触れてみる
穢れた私の心
貴女の命触れるたび
とても心地よく
だから
だから
そっとさする
貴女の頬で
楽しむ朝の秘密を
言葉にしながら