ゆらりと
流れるその心
ふらりと
出会うその命
さらりと
交すその視線
当ても無く
当ても無く
流れ出す笹舟に
その心は
ただ見守るしか
出来なくて
からりと
程よいその魂
すらりと
抜けたその光
くらりと
見せるその表情
戸惑いながら笑う日々
戸惑いつつも想う日々
がらりと
交わる時間の河よ
はらりと
見せる火照る頬
つらりと
魅せる甘い罠
心はどこかたどたどしくて
闇夜の海に浮かぶ
まるで笹舟
月に照らされ
想いの河に流るる
孤独を乗せた
笹舟よ
何処までも流れていけ
何処までも進んでいけ