今日も涕いた
意味もなくただ
瞳から流れ出るままに
何かを自由に零した
(あら その何か
どこか 淋しいですね)
(あら その何か
どこか 険しいですね)
静かに時の刻む音に
心の音と心臓の音とを重ねながら
そんな事を呟いてみる
生きている
(確かに 今 生きている)
私は 生きている
(確実に 当ての無い 未来に向かって)
生きている
生きている
例えば星が瞬く様に
例えば風が吹き荒ぶ様に
例えば太陽が誰も知らない間に昇ってくる様に
今日も涕いた
意味もなくただ
瞳から流れ出るままに
何かを自由に零した
まるでそれは
生きている証を大地に
大地に残すかの様に
今日も涕いた
今日も涕いた
今日も涕いた
意味もなくただ
瞳から流れ出るままに
何かを自由に零した