沈んでく空に
浮いたまま
夜の壁の向こうの
海で泳いでいた
嗚呼
空しさが音を立てずに
寄り添ってくる
明るい夜空に
沈んだまま
朝の崖の下から
風に微笑んだ
嗚呼
泪が静かに笑っている
綺麗な嘘を
抱きしめながら
遣り切れない焦りが棲み付く
この風来な心に棲み付く
何の焦りかも解らず
棲み付く
刻み込まれた常識を
ただ拭い去りたいだけ
自由と言う名の束縛
ただ捨て去りたいだけ
浮かんでいる
浮ついた心に
遣り切れない焦りが棲み付く
この風来な心に棲み付く
何の焦りかも解らず
棲み付く
棲み付く
棲み付く
棲み付く