眠りに就く時
貴女の寝息のかかる距離
それが一番の安住の地であり
それこそが一番大切な
揺り篭
今日も世界の悲しみに塗れた
この体を貴女の寝息が
洗ってくれる
それが一番の浄化であり
それこそが一番守りたい
安らぎ
嗚呼
貴女の寝息が
今日も心の隅々まで
私と言う存在を自然なままで
温かく認めながら
寝物語を囁いてくれる
貴女と言う存在が今
揺ぎ無い距離感で
これを幸せと呼ばず
何を幸せと呼べばよいのだろうか
そう思える毎日
それが一番の安住の地であり
それこそが一番大切な
揺り篭で
それが一番の浄化であり
それこそが一番守りたい
安らぎ
一番大切な貴女へ
この想いを捧げる
私が毎日優しい眠りに就く
その瞬間に