見えない明日に
怯えても
消せない昨日を
隠しても
今日と言う日は当たり前に
現れて過ぎ去って
私と言う何かを
有耶無耶に
何処かへ連れ去って行く
抗うことも
従うことも
どこか的外れ
そんな私は
いつも的外れ
まるで雪になるか川になるか
戸惑っている雨のよう
そんな私は
雨のよう
見えない心に
怯えても
消せない心を
隠しても
私と言う固体は当たり前に
生き続けていて
私と言う雨にもなれない
この固体は
いつまでも彷徨うばかりで
零した泪は
雨にもなれず
今日もいつもどおり
自分を探している
きっとどこかに隠れてる
本当の私は
降り続く雨の中
そう有耶無耶に
思っている