抑えられない
君への気持ちが
春の日差しすら五月蝿くて
君を想い浮かべれば
それだけで胸が痛くて
どうしようもない
遣る瀬無さが
この胸を熱くする
嗚呼
君の名を呼べば
とても心が温まるのに
呼び終えた後には
唯の風となる
君の笑顔が
君の泣き顔が
君の怒った顔が
君の見つめる眼差しが
どれも大切な宝物
なのに
届かないこの想いが
何度も囁く
届かない声は
唯の石だと
報われない想いは
唯の石だと
君を失うのが恐くて
遠くから見つめるしか出来なくて
唯の石が増えていく
唯の石を抱いて
五月蝿い街の喧騒に
背中を向け
今日はもう
眠りにつこう
何時かこの唯の石が
金剛石に変わる事を
信じながら