誰かを愛そうと 何かを掴もうと 手を伸ばした先に 荒涼とした 世界が広がっていて 僕はその中で ただひたすらに 歩き続けている 浮浪者のように 哲学者のように 吟遊詩人のように 求めれば 求めるほどに 明るい光は どこまでも朧気で 嗚呼 今宵の風が笑ってる 徒労に終る人生を 無駄に嘆く この私を 手を伸ばした先に 何時までも未来ばかり 願って止まない この私を
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