貴女と出会うために
今を生きている
貴女と出会うために
時を刻んでいる
そう信じて
今日も眠りに付く
淡い期待だと
解っているのに
儚い夢だと
知っているのに
そう投げかけて
幾星霜
世界から孤立していく
この錆び付く魂
身に纏う孤独こそが
安住の地と開眼していく
嗚呼 未だ見ぬ
美しい貴女よ
この身が消え去る前に
この身が朽ちる前に
嗚呼 未だ見ぬ
美しい貴女よ
この声が届きますように
この願いが叶いますように
そう呟いて
今日も眠りに付く
甘い期待だと
解っているのに
脆い夢だと
知っているのに