Tinker, Tailor, Soldier, Spy /裏切りのサーカス
■キャスト
コリン・ファース
ゲイリー･オールドマン
マーク・ストロング
トム・ハーディ
ジョン・ハート
キアラン・ハインズ
トビー・ジョーンズ
デビット・デンシック
ベネディクト・カンバーバッチ
ステファン・グラハム
キャシー・バーク
トーマス・アレフレッドソン（監督）

CFF2011 Opening Night Film: Tinker Tailor Soldier Spy
モノクロ　セット　写真　ゲイリーがとったものも
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「テイラーオブパナマ」「ナイロビの蜂」の作者
ジョン・ル・カレの原作『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』『スクールボーイ閣下』
『スマイリーと仲間たち』 スマイリー3部作と呼ばれる小説の映画化。
東西冷戦下の時代を舞台に、主人公ジョージ・スマイリーは政府の仕事を引退した初老のスパイだが、
英国諜報部’サーカス’に潜入しているソ連の二重スパイを探せ、という困難な任務を頼まれた。
英国BBCが1979年にドラマを制作しており、アレック・ギネス（戦場にかける橋、アラビアのロレンス、オビワン）
が主人公のスマイリーを演じている。

スパイVSスパイのような内容だがボーンシリーズや007のような派手なカーチェイスや肉弾戦はなく、
それどころか高い掛け金を賭けたチェスゲームのような、どのようにほかの登場人物が動いていたのか
大人向けのじっとりと手に汗握るような映画なんだと思います。

ゲイリーはジョージ・スマイリーを呼び起こすため、中年に相応しいぽんぽん腹のため、さらに寒い寒いハンプステッド池で泳ぐシーンのために、
沢山の糖蜜がかかっていてカスタードクリームを重ねたスポンジケーキを食べて、太ったそうです。





BAZ BAMIGBOYE: Gary Oldman talks about laying Alec Guinness's ghost to rest in new film
ゲイリーオールドマンはティーバックを入れたままの紅茶を飲みながら、
芸術にもふさわしい、スパイを追うジョージ･スマイリーについて話した。
−そして横たわっているアレック・ギネスの亡霊を永眠させる。
オールドマンは、２ヶ月前にジョン・ル・カレによる文学的な作品で１９７９年に英BBSテレビでドラマ化された
地味で冷酷で聡明な諜報員スマイリーを演じることにサインすることが出来る、と思えたと話した。
「私はいつも全ての役で”何で俺なんだ”と言っているよ。」オールドマンはTTSSの初めて映画化されるセットの近くの
トレイラーで告白した。
一方、２００歳の少女エリで脚光を浴びた監督トーマス・アルフレッドソンと彼のクルーは次の撮影の準備をしている。
「それに、もちろん、そこにはアレック･ギネスの亡霊がいる。３０年前のテレビシリーズは、とてもよく出来ていたし
見事な演技だった。つまり、じゃあ俺はその事を心配した？」
「まず、第一に私は心配したよ、当時見ているのを思い出したし、見返したし、ずっと ギネスのファンなんだ。」
だけど瓜二つのコピーには絶対にしたくない。Robyn　Slovoと一緒にプローデュースをしている、
WokingtitleFilms制作会社のプロデューサーTim　Bevanは、オールドマンから俳優としての決意を感じたと言った。
『私はギネスバージョンを私の肩でブギウギをさせるつもりはないよ』
オールドマンは私に教えてくれた。「私は５２歳で５５歳を演じるとして、沢山のスマイリーたちがいて、
だからどんな事も彼はできる。本では小柄で太った男と描写されていたのは知っているけれど、
デンホルム・エリオットもなれたし、アレック・ギネスもなれたし、ジェームス・メーソンもなれたし
（この3人は過去にドラマやテレビ映画でスマイリーを演じた）だからゲイリーオールドマンも彼になることが出来ると思うよ。」
パセデナ（ロサンゼルスにある）のビンデージメガネショップOld　Focalsで自分自身を脱ぎ、役のために用意する。
「眼鏡は不思議なものだよ。スマイリーにとってはアイコンなんだ。振り落とされたりかき混ぜたりしないけど
アストンマーチンやマティーニみたいなんだ」
「１００組以上の眼鏡を１時間ぐらい試した時に、突然何を探していたのか見つけたんだ」
７０年代のものに忠実な黒縁でべっ甲の眼鏡を素早く掴んだ。スタジオはそれを複製した。
ゲイリーは原作の作者David　Cornwellに会い、−ジョンルカレは彼のペンネームだ。−そして彼自身の
注意深い癖を見つけた。
「その癖はシャツに触れること。喋った時なんかにね。全てを受け取って使っていく。
彼が気にしないでくれるといいんだけど、だけど彼のDNAのなかにスマイリーはいるからね。」

　ゲイリーオールドマンはアレック･ギネスのスマイリーの描写は見事な演技だと語った。
この映画はBridget O'connorとPeter straughanによる本に忠実だが、いくつかの独自の架空の設定があり、
焼け付くような脚本を基にしている。

私はオールドマンのMaria　Djurkvicによる基本的なセットでジョン･ハート、コリン・ファース、キアラン・ハインズ
トビー・ジョーンズ、デビット・デンシックと一緒の撮影シーンを見たときに、彼のスマイリーはまるで家具と溶け合って
一体になっていると思った。
オールドマンは小説の一節の、スマイリーの不貞の妻アンがどうやってスマイリーは
自分の体温を下げるのは部屋の環境のせいだと思うのか説明したところを
心に留めよう、覚えていようと試みると言った。
「彼は温和で几帳面で鋭い判断力を持っているんだ」
監督のアルフレッドソンは、キャストとクルーが数時間一緒に働いたら、使われないバラック小屋を作っている振りをして
これはすばらしい仕事になるという感覚を得た、とすぐに気づいた。

オールドマンは明らかに生活をスマイリーを演じるために過ごしている。

「冷え切った所から来たんだよ」と彼は笑う。
「いや！違う。寒いところに来たんだ。私が住んでいるロサンゼルスは２５度だから」
「これはやりがいのある仕事だよ、長い間それが出来なかったんだ」と彼は言う。
「私はいくつか見事な役を演じてきたし、非常に人気も出たし、だけどこれは別の話なんだよ。
故郷に戻ったって感じかな。最後にイギリス人を演じたのを思い出せない。」
しかし彼は、クリストファーノーラン監督のバットマンとハリーポッターのシリウスブラックを
演じるすばらしいチャンスがあった。
彼はそれらの映画に参加したことは２人の１１歳と１３歳の息子からの株を上げた。
「息子たちは私の偉業だよ、息子たちはすばらしい子供なんだ。長い時間家にいることが可能だったから
ハリーポッターとバットマンに出たことはとてもラッキーだったね。」

ブギウギとかバラック小屋とか妻アンの部分とか他にもいっぱい、しっくりくる言葉が全然浮かばない所が沢山ですが、
久しぶりのイギリス人の役、ロンドンでの撮影に、かなりやりがいを感じているようですね。